そもそもRO浄水器って何?
 
NASAが開発した純水製造システム!オシッコからでも綺麗な水が作れる!
 
RO浄水器のROとは、Reverse Osmosisの略で、日本語では「逆浸透膜」という意味です。
NASAが、宇宙飛行士にとって必要不可欠な「水」を地球から大量には持って行けないという理由から、乗員のオシッコをも再利用できないかと考えて研究開発した純水製造システムです。

海水魚やカモメが塩水しか飲まないのに生存できるのは何故かを研究したところ、彼らの細胞膜は「真水は通すが他の物質は通さない」という性質を持っており、塩水を飲んでも体内では真水だけが吸収されていたのです。
この細胞膜のシステムを人工的に作り出しのた「逆浸透膜」で、大きさわずか0.0001ミクロンの小さな穴が無数に開いた膜に、圧力を掛けた原水を流す事によって、真水だけが膜を通過し、その他の不純物は排水に流してしまいます。
「水」であるH20は分子量が18しかなく、自然界では非常に小さな物質です。例えば放射性物質である「ヨウ素131」は、原子量が131もあるのでこの穴を通る事が出来ません。よく聞くセシウム137も原子量が137ですから大き過ぎて通れません。
RO浄水器では、膜を通過できた水だけをタンクに溜めて利用しますので、放射性物質はもちろんのこと、身体に様々な害があると言われている塩素も除去し、非常に安全な純水を利用することが出来ます。
 
RO膜を通れなかった水は排水に流してしまうため、純水1に対して3〜4の捨て水が出るのですが、水道代にしてみれば微々たるものですし、フィルターを通過させるタイプの浄水器とは異なり、このRO膜はほとんど汚れません。そんなわけで、RO浄水器の心臓部であるRO膜のメンブレンフィルターは3〜5年毎の交換で十分であり、維持コストの低下にも貢献してくれています。
 
 
普通の浄水器とは何が違うのか?
 
RO膜の濾過精度は0.0001ミクロンなのに対して、一般的な活性炭フィルターの濾過精度は1ミクロンもあります。1万倍も大きな穴が開いているイメージですので、不純物の多くは濾過されずに通過してしまいます。
最近は「蛇口一体型浄水器」がついているものが多いですが、その濾過能力は非常に低いもので、たまたま活性炭に入り込んだ微粒子を除去してくれるという程度のものです。
「論より証拠」というわけで、実際にTDSメーターという水の不純物濃度を計測する機械で測ってみました。
 
3つのコップには、左から「水道水」「蛇口一体型浄水器の水」「RO浄水器の水」を入れてあります。
それらの水に、水中の不純物の濃度を図るTDSメーターという計測器を入れ、不純物の濃度を計測してみます。
 
           
                水道水:144ppm            蛇口一体型浄水器:141ppm                          RO浄水器:0ppm
蛇口一体型浄水器では、不純物をほとんど除去していません。わずか3ppmしか不純物を除去しないフィルターに、価値はあるのでしょうか?
一方で、RO浄水器の水はまさしく「純水」と呼べるものです。もちろん、いつも0ppmが出るわけではなく、除去率は平均で97%〜99%程度です。
 
川の上流地域では水道水自体が30〜40ppmしかありませんので、毎回のように0ppmになりますが、下流地域では水道水が200ppmを超えるエリアもありますので、そのような場所では濾過率99%でも2〜3ppm程度は計測されてしまいます。
 
K-Waterがお届けする浄水器は、後処理用フィルターとしてDIフィルターを使用しているモデルですので、水圧を正しく設定すれば平均で99%の除去率が期待できますが、コップが汚れていたり、水道水を計測したTDSメーターを純水で洗わずにコップに入れただけでも1〜2ppm程度は計測されてしまいますので、「原水から99%の不純物を除去する」というのを目安にして下さい。
それでも、製品の謳い文句だけを信じるよりも、自分の目で数値が確かめられるTDSメーターで測ってみる事が一番わかりやすいのではないでしょうか?
K-Waterでは、無料で水圧・水質チェックの為に出張いたしますので、ビルトイン型の浄水器などがあるご家庭は、「その浄水器は何%の不純物を除去しているのか?」を一度確かめてはいかがでしょうか?
RO浄水器を取り寄せるかどうかは、水質チェック後にご検討いただければ十分です。K-Waterではお客様からお問い合わせや出張依頼があった場合を除き、こちらから勧誘のお電話などは一切いたしませんので、お気軽にお問い合わせ下さい。
 

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